休暇申請の手順、残業規定、あるいは機械操作のSOP(標準作業手順書)を確認したいと思ったものの、そのファイルが何百ものWord、Excel、PDF資料のどこに保存されているのか思い出せず、探し回った経験はありませんか。Google Drive、Zalo、メールなど、さまざまな場所に資料が散在しているため、必要な情報を見つけるだけでも多くの時間がかかってしまいます。
結局は同僚にメッセージを送って教えてもらうしかなく、返事を待つことになります。このような状況は多くの企業で共通して見られる課題です。知識そのものは存在していても、体系的に整理されていないため、必要なたびに手作業で探さなければならず、多くの時間を費やしてしまいます。
ChaTaskの中核モジュールの一つであるWikiは、まさにこの課題を解決するために設計されました。WikiはAIと連携した企業ナレッジセンターとして、業務プロセス、ドキュメント、マニュアル、運用データなどを一元管理します。そして、その膨大なナレッジを必要な瞬間に瞬時に活用できるよう支える「中核」となるのがWiki QA Botです。
Wiki QA Botとは?
Wiki QA Botは、ChaTaskのWikiに標準搭載されているAI質問応答アシスタントです。
特別なコマンドや検索キーワードを覚える必要はありません。同僚に話しかけるように自然な言葉で質問するだけで、AIが質問の意図を理解し、ユーザーがアクセス権を持つKnowledge Base(KB)から回答を生成します。
つまり、Googleのようにキーワードを入力して多数の検索結果を確認する必要はありません。状況や背景を含めた自然な質問を投げかけるだけで、まるで社内のナレッジベースと会話しているかのように必要な情報を取得できます。
Wiki QA Botの使い方は3ステップ
ステップ1:Wiki QA Botとのチャットを開始する
テキスト入力欄の下にあるKnowledge Baseアイコンをクリックすると、Wiki QA Botとのチャットを開始できます。
ステップ2:検索対象となるKnowledge Baseを選択する
検索対象として、1つまたは複数のKnowledge Baseを同時に選択できます。例えば、「人事手順」と「社内規程」の両方のKnowledge Baseを選択し、一度の質問でまとめて検索することも可能です。
ステップ3:自然な言葉で質問する
複雑な構文や正確なキーワードは必要ありません。普段の会話と同じようにチャット欄へ質問を入力するだけです。
例えば、
-
「休暇申請の手順を教えてください。」
-
「残業規定はどこに記載されていますか。」
-
「包装機の操作SOPとは何ですか。」
Wiki QA Botは、選択したKnowledge Base全体を検索し、以下の内容を返します。
-
要点を押さえた簡潔で分かりやすい回答
-
関連する資料の引用箇所(情報の出典を確認可能)
-
元資料への参照情報(必要に応じて原文をすぐに開けます)
最初の回答を受け取った後も、そのまま追加の質問を続けることができ、企業ナレッジと継続的に対話しているような感覚で、さらに深く情報を確認できます。
質問する前に必要なのは「Knowledge Base」
Wiki QA Botが正確な回答を行うためには、事前にKnowledge Baseを構築しておく必要があります。Knowledge Baseには、人事プロセス、生産SOP、社内規程、教育資料、操作マニュアルなど、テーマや業務ごとに整理されたドキュメントを保存します。
Knowledge BaseはWikiメニューから直接作成できるほか、チャット入力欄で「/」コマンドを使用してWiki Assistantから素早く作成することもできます。
Wikiは、PDF、DOCX、DOC、XLSX、XLS、CSV、PNG、GIF、JPG、PPTXなど、多くの一般的なファイル形式に対応しています。複数ファイルを一括でアップロードでき、システムが自動的に処理を行い、検索可能な状態になった時点で通知してくれます。
Wiki QA Botが企業にもたらす価値
1. 自然言語で質問し、数秒で必要な情報を取得
ファイル名やフォルダ構成を覚える必要も、「あの手順書はどこにありますか?」と同僚に聞く必要もありません。
実際の人と会話するように質問するだけで、Wiki QA Botは単なるキーワード検索ではなく、質問の文脈や意図を理解して回答します。
2. 複数の資料から情報をまとめて回答
必要な情報が複数のドキュメントに分散している場合でも、Wiki QA Botはそれらを統合し、一つの分かりやすい回答として提示します。ユーザー自身が情報をつなぎ合わせる必要はありません。
3. ナレッジを実際の業務と常に結び付ける
WikiはChaTask内のWorkspace、Project、Task、AI Agentsと直接連携しています。そのため、検索した情報は業務の文脈から切り離されることなく活用でき、担当者変更時の引き継ぎもスムーズになり、ノウハウの散逸を防ぎます。
4. 教育期間を短縮し、同じミスの繰り返しを防ぐ
新入社員は社内ルールや業務手順を口頭で教わる必要がなく、ChaTask内で自分自身で検索できます。
企業のノウハウや業務プロセスを体系化することで、組織の拡大時にも知識を失うことなく、継続的に活用できます。
5. 高いセキュリティと厳格なアクセス権限管理
Wiki QA Botは、ユーザーがアクセス権を持つKnowledge Baseのみを参照して回答します。
Workspace、Project、ユーザー単位の権限設定に従って動作するため、機密情報が許可された範囲外へ漏れることはありません。
Wiki QA BotとWiki DA Bot ― この2つのAIアシスタントの違い
ChaTaskには、文章ベースの質問に回答するWiki QA Botに加え、データ分析を担当するWiki DA Botも用意されています。
Wiki QA Botは「手順は何ですか」「規程はどこにありますか」といった質問に適している一方、Wiki DA Botは「月別売上を分析してください」「部署ごとの従業員数を集計してください」「資料内のデータからグラフを作成してください」といった数値分析やデータ処理を得意としています。
この2つのAIアシスタントは互いを補完し合い、Wikiを単なる静的なドキュメント保管庫ではなく、「質問に答えられる」真の企業ナレッジセンターへと進化させます。
まとめ
Wiki QA Botは、資料を探す時間を短縮するだけではありません。企業内に散在する知識を、再利用可能で、瞬時に検索でき、世代を超えて継承できる資産へと変える重要な仕組みです。
これはChaTaskが掲げる**「Work in Chat」**というコンセプトを実現するための重要な要素の一つでもあります。コミュニケーション、業務遂行、そしてナレッジ検索まで、すべてを一つのチャット空間の中で完結できる環境を実現します。



